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- 座位保持装置とは
通常のいすや車いすでは姿勢を保つことがむずかしい方向けに、座位保持装置というニーズがあります。
- たとえば、これまで上肢(腕)で身体を支えていた方が、座位保持装置を用いることで手を使って食事・パソコン操作ができるようになる。正面を向いて会話を楽しむことができる。こういった変化をもたらすためのツールが座位保持装置です。
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事例1 |
保育園で使う車椅子が欲しい。
お友達と同じ目線ぐらいになれば・・・。
疲れたり、眠ることもあるのでリクライニングみたいに椅子が傾けば・・・。 |
製作例1 |
身体状況: |
ヘッドコントロール(首の座り)は経過時間もあるが徐々に向上中 |
主な仕様構造: |
低床型、木製フレーム、ティルト構造付き座面、背面成型クッション |
効果: |
要望であった、座位目線の高さ、椅子の傾斜(ティルト構造)が実現できました。
キャスターも装備して、フローリング室内移動も可能となりました。 |
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事例2 |
手足を使えないが、電動車いすを自分で運転してみたい。 |
製作例2 |
身体状況: |
四肢麻痺。両上肢不髄意運動あり。 |
主な仕様構造: |
電動車いす チンコントロール(あご操作)
背面リクライニング式
ヘッドレスト、座面、背面成型クッション
最小遊動可能 両上肢ベルト |
効果: |
座位、体幹の支持成型クッションと完全に両上肢を固定すると緊張されるので、多少動きを自由にできる両上肢ベルトにてあごによるレバー操作が可能になりました。
ヘッドレストの形状も取って可能な範囲背面リクライニング操作もできるようになりました。
コツコツ運転練習もされ、今ではバックミラーも付け上級運転者に! |
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事例3 |
体調の変動あり、時間帯での姿勢変化もさせたい。
座位、仰臥位、側臥位、と多目的対応のいすはできないか・・・。 |
製作例3 |
身体状況: |
自力座位、プッシュアップ不能。
股関節可動制限は特になし。 |
主な使用構造: |
リクライニング・ティルト式手押し型車いす。
座面成型クッション、背面はベースクッションに脱着型身体保持パッド。別体で三角クッション。フット部はエレベーティング式。 |
効果: |
3つの姿勢 座位、仰臥位、側臥位へ対応する構造設計に苦労しましたが、リクライニング・ティルト式構造フレームと施設内での使用という点でフレーム幅を一般より大きく製作することで、同一いす上での姿勢変化対応が可能となりました。脱着式身体保持パッドと体位変換のための三角クッションを使い分けティルトを使って座位、リクライニングの仰臥位、側臥位の全ての姿勢保持変換にて、施設での活動参加に使用されています。 |
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